ダウンドッグ

“ダウンドッグ”で生徒さんの踵がつかなかったらどうしますか?

先日Communityでこんな質問がありました。

 

“ダウンドッグ”で踵がつきません!!

 

きっとヨガを始めたばかりの方であれば、一度はぶつかったであろう壁だと思います。

 

ダウンドッグ

 

もしみなさんのヨガクラスにこのような生徒さんがいらっしゃったら、どのようにお伝えしますか?

 

まずダウンドッグで踵が床につかない理由は何か考えて見ましょう。一番初めに思いつくのが、ハムストリングスなどの足を伸ばそうとする筋肉が固いことが考えられます。

この原因の場合、ダンダーサナやウッターナアーサナでも同じく膝がまっすぐに伸びないと言うことが起こります。無理に筋肉を伸ばそうとすると、それを痛みの刺激だと思い込んだ体に力が入り、呼吸が浅くなります。筋肉を痛めてしまうリスクばかりか、呼吸が大切なヨガには不利益なことばかりが起こってしまう可能性も。。。

 

このようなウォーミングアップを通して、少しずつ筋肉を動かしていくことが必要だと思います。

 

 

そして、ダウンドッグは前屈の要素の他にも「逆転」の要素が多く含まれたアーサナです。いつも体を支えることがない細い腕で体を支えなくてはなりません。肩や手首の力が十分にないことにより、体が支えられずに背中から足が十分に伸ばせないことも考えられます。無理に力を入れ続ければ、肩や手首の怪我にもつながりかねません。ダウンドックはヨガのクラスでも多く取り入れられるアーサナですので、しっかりアライメントを確認しておく必要がありますね。

 

色々な方法があると思いますが、まずは土台をしっかりさせることが大切と考えるのであれば、手元からダウンドッグを作ってみてはどうでしょうか。

・指はしっかり開いているか
・中指(もしくは人差し指)の指先は正面を向いているか
・手の幅は肩幅程度に広げられているか

四つ這いの姿勢から、お尻を背中の延長線上に引き上げる意識を持ってみる(真上ではなく)。

 

そして年齢層が高い生徒さんになるほどに「雑巾掛け」。このイメージが伝わりやすいようです。背中が意識をしなくてもしっかり伸ばされます。体に染み付いた意識(くせ?)というのは時にはとても素晴らしい力を発揮してくれるのです。

 

でも初心者の生徒さんには、どれもなかなか難しいかもしれません。色々書きましたが、結局は「生徒さんに無理にかかとをつけることを意識させない」が大切なのかもしれませんね。

 

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