満月と新月にヨガをやると怪我をしやすい??

満月に練習をしない方がいいというのは本当?

 

本日は満月。

「満月にはヨガをしない」という話を聞いたことがないでしょうか?

アシュタンガヨガであればムーンデイ、つまり満月と新月の日には練習をしないという伝統があります。

その理由はなぜでしょうか?

よく言われるのは、

「ムーンデイには怪我をしやすいから」

ですよね。 また、こんなことも聞いたことないですか?

「満月の日には犯罪が多くなる」

「満月の日には出産が多くなる」etc…

結論から言いますと、 月と犯罪の関連性、 また出産と月の関係はありません。

もちろん、満月と怪我の関連性もありません。 (月と怪我の関連性を調べるとヨガの記事ばかり出てきます。笑)

関連があるかのようなことが書かれた記事はあります。 ただし、「だそうです」とか「らしい」という記事はたくさんあるけど、どれもきちんとしたエビデンス(証拠)がありません。

どこの研究機関、大学が何名を対象として行った結果みたい に明確なエビデンスがなものがないものを全て排除すると、信頼できる記事等はなく、明確な関連性を見いだすことはできませんでした。

むしろ、関連性は見つからなかったという研究結果が2009年にドイツ(Friedrich-Alexander-University)で、2016年にアメリカ(The Journal of the Southern Criminal Justice Association)にて出ています。

 

正直、驚きです。 私自身、月と人間はなんらかの関連性はあると思っていますから。

月の重力によって、潮の満ち引きは数メートルにもなります。 それだけのエネルギーがあるのに、体内の水分が60%(成人の場合)にもなる人間に影響があると考えた方が自然です。

また、女性の月経は月という漢字を使って表現されているのは、昔から人間と月にはなんらかの関連があると考えられていたということでしょうし、満月をみると神秘的なものを感じるのも事実です。 (「腸」とか「肝」とか人間の臓器は「月」偏(へん)が多いですが、これは「肉」の形が変化したものなので関係ありません)

 

だからと言って、アシュタンガヨガをやっている人に 満月の日に練習やっていいですよと言っているのではありません。

アシュタンガヨガ創設者のパタビジョイス師の伝統を守ることは練習生ならば必要なことだと思います。

パタビジョイス氏の父が占星術師だったことや、インド、さらに昔になるほど、占星術は非常にポピュラーであり、どこの家庭でもなんらかの儀式やお祈りを行っていたこともムーンデイの休息に影響したのかもしれません。

 

私が言いたいのは、満月だから怪我しやすいと過度に信じるのはいかがなものかということです。

 

むしろ「満月・新月には怪我をする」と 思いこむことの方が、怪我を引き寄せるということを 知っておいたほうが良いのです。

この話はまたいづれ。笑

 

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